ストリングスアレンジメント by 王子: Owen Pallett 正統派メランコリックかつ壮大な雰囲気に充ち溢れておりますえ。
Arcade Fire / The Suburbs
先行楽曲リリースの時点から驚きの声は多数聞こえておりました、
前二作品のアルバムがあれだけの高評価を得ているにもかかわらず、
そのプレッシャーをサラッとひるがえして繰り出してきた今作のこの感じ、驚きでしたホント。
これまでの成功を踏まえてなおこんな雰囲気をリリース出来る余裕、やはり只者ではないと。
メッセージは案外深く(予想)、全体的な音の感触は軽快でポップな要素もふんだんに取り入れて。
各種大型フェスの合間って事でリリースも若干穏やかな最近だったので、
今回のアルバムに関してはかなり聴きこんでから(20回以上ぐらい??)のポストなんだけど、
正直聞けば聞くほどなんかいろいろ出てくるし良く出来てるよなぁーって感心したりなんかして。
しっかり3年以上も間隔が開いただけあって、練りに練られた楽曲群の完成度はどれも抜群。
勝手な予想にすぎないのだけれど…、
全員でしっかり自分達の音楽性ビジョンを共有出来ているんだろうなぁって思う。
(家族とか会社とかと一緒で自分達のやりたい事、すべき事、将来、未来とか…)
ターニングポイント、そして傑作と呼ばれるであろうこの3作目で自分達のこれまでをしっかりと再認識して振り返り、&再定義して、
そしてもしかすると驚愕の4作目なんかまでもしっかり見据えて活動しているのかもしれない。
なんだかそれぐらいの気迫というかそのような強い意志とメッセージを受け取った気がします。
これだけ流れの早い、即時消費の加速している音楽シーンで生き残っていける大物。
基本スキルの違いとゆるがないチームワークを見せつけられたマスターピース盤の誕生どす。(それでもやはり賛否両論なのでしょう、きっと。)
追記♪
CD売れるか売れないかよくわかんないこのご時世にジャケ8種リリースとかってのも凄いし、
コンパクトな盤が多い昨今の流れに反した16曲収録ってのも裏を取るのが上手だなぁ…と。ホント感心。
Arcade Fire / The Suburbs
Tracklist:
01. The Suburbs
02. Ready to Start
03. Modern Man
04. Rococo
05. Empty Room
06. City With No Children
07. Half Light I
08. Half Light II (No Celebration)
09. Suburban War
10. Month of May
11. Wasted Hours
12. Deep Blue
13. We Used to Wait
14. Sprawl I (Flatland)
15. Sprawl II (Mountains Beyond Mountains)
16. The Suburbs (continued)
The Suburbs eight covers
Album Artwork Design by Caroline Robert
Art Direction by Vincent Morisset
Photos by Gabriel Jones
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